老後に備えた生命保険の見直し

民間の介護保険

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ここでは、民間の介護保険について説明しています。



一見、公的介護保険の自己負担は、1割と聞くと、公的な介護保険のみで良いように感じます。しかし、そう決める前に民間の介護保険について確認しておきましょう。

まったく民間の介護保険が必要ないような商品なら誰も民間の介護保険に加入しません。となると、民間の介護保険自体が無くなると思います。しかし、現在でも、民間の介護保険は販売されています。という事は、必要としている人が存在するのでしょう。では、どのような時に民間の介護保険が役に立つのでしょうか。


【民間の介護保険とは】

民間の介護保険が必要になる場合とは、

 ・公的介護保険の適応外の介護を受ける
 ・公的介護保険の1割負担に備えたい

の場合になるようです。


【公的介護保険で対応していない介護を受ける】

公的な介護保険の適応外な介護とは何でしょうか。
それは、住宅改造や介護用品購入などの初期費用や、毎月掛かる費用のことを指します。


これではよく分からないので、要介護状態となった場合の必要資金を調べてみました。
すると、生命保険文化センターの「生命保険に関する全国実態調査」(2003年度)というデータがありました。この調査では、世帯主や配偶者が要介護状態になった場合に公的介護保険の範囲外に必要な費用として、平均で675万円となっています。


これは、凄い金額が出てきました。
ちなみに同調査によると、
100万円未満が必要とする人が28%と多いですが、2000万円以上必要と考える人も10%いるようです。


この金額を見ると、介護に対してもそれなりの準備が必要に感じます。


では、自己負担額はどうなのでしょうか。
1割負担になるとかなり負担する金額が軽くなるように感じますが。



【公的介護保険の1割負担に備えたい】

何度も言っていますが、公的介護保険の自己負担額は1割です。
では、実際にこの1割とは、金額になおすとどのくらいになるのでしょうか。


生命保険文化センターの「7. 実際にかかる介護費用はどの程度なの?」での調査によると要介護5と認定された場合は、
・自宅の改修費に2万円
・月々の自己負担が35,452円
の額が自己負担になるようです。


また、この調査とは別ですが、公的な介護保険の自己負担額には上限があり、それを超えると全額自己負担になるようです。



【介護をする期間はどのくらいか】

このように毎月の自己負担額がそれなりにかかり、また、対象外のサービスもあるようです。また、厚生労働省「平成10年国民生活基礎調査」によると65歳以上で寝たきり、要介護状態であった年数の平均は、「5年7ヶ月」です。



【公的介護保険と民間介護保険の違い】

公的介護保険では、40歳未満の人は、対象外です。これに対し、民間の介護保険では対象となる年齢に制限はありません。

公的介護保険の方が優れている点は、要支援・要介護と判定された時に、申請を行った段階から保険が適応されます。これに対して、民間の介護保険の場合は、介護が必要と認定されてから90日や180日などのように、ある一定の期間が過ぎてからでないと保険の適用がされません。このように介護保険の適応開始に関しては、公的介護保険の方が利用しやすいようです。

民間の介護保険の方が優れている点は、40歳〜64歳の人の場合は、公的介護保険の場合、老化にともなう病気(特定疾病)によって要介護状態になった場合にしか適応になりません。もし、事故などで介護が必要になっても対象外とされます。こてに対して、民間の介護保険の場合は、このような事は無く保険の適応を受ける事ができます。介護の対象となる範囲については、民間の介護保険の方が利用しやすいようです。



【民間の介護保険とは】

基本的に、公的介護保険のようにサービスを受けれるというものでは無く、保険金という形でお金が支払われます。しかし、介護が必要と認められた状態(寝たきりや痴呆)になってもすぐには、保険金は支払われません。保険会社によっても違いはありますが、90日や180日の間、介護が必要な状態が続いた後に保険金が支払われます。



では、民間の介護保険の保険金はどのように貰えるのでしょうか。
民間の介護保険で貰える保険金は
・介護一時金
 要介護状態と認定された時に貰える
・介護年金
 要介護状態が続いた時に貰える
のようなものがあります。



では、保険金が貰える状態とはどのような状態でしょうか。
・「寝たきり」 + 「痴呆」
・「寝たきり」のみ
・「痴呆」のみ
のように、特約を使う事で、保険金が貰える状態を上記の3パターンで指定できます。



次に、この「寝たきり」、「痴呆」という状態を詳しく見ていきます。

・寝たきり
寝たきりとは、日常生活で常に寝たきりの状態で、ベット周辺の歩行、着替え、入浴のいずれかが自分ではできない状態である事と
・自分で食事が出来ない
・大便、小便後の拭き取り始末が自分で出来ない
のどちらかが出来ない状態をいいます。


・痴呆
・器質性痴呆と診断される事。
・見当識障害である事。
・意識障害で無い事。
です。
見当識障害とは、自分の居る場所が分からなくなったり、家族や友達の顔が分からなくなったような状態の事です。


このように民間の介護保険の場合は、条件は少し厳しいようですが、保険金の支払い条件は、生命保険会社により違いもありますので、保険金が支払われやすい介護保険に加入すると、もしもの時の出費に対して安心できると思います。ちなみにアリコジャパンの介護保険の場合は、ポイント制を利用しており、かなり柔軟なようです。
民間の介護保険の契約形態は、単体で主契約として契約するタイプと、他の生命保険の特約として加入する方法があります。



【損保の介護費用保険】

生命保険会社以外に損保には、介護費用保険という保険があります。この介護費用保険の場合は、上限はありますが、介護にかかった実費を補てんしてくれます。
つまり、病院や介護施設への支払い費用、住宅の増改築や介護器具なとの費用の実費分を補填してくれます。



【民間の介護保険に加入するポイント】

民間の介護保険に加入するポイントは、公的な介護保険でカバーできない部分を民間の介護保険で補う形が良いと思います。また、加入時には、各社の保険金の支給条件をしっかりと確認してから、自分に合った介護保険に加入するようにしましょう。



介護は、いつ必要になる分かりません。もし介護が必要になった場合に家族にかかる負担は大きなものになります。この為にも家族の助けになるように出来る事なら民間の介護保険にも加入しておいても良いのではないかと思います。

2006年08月22日 13:50